作成者別アーカイブ: KHe7

執着の力 – masawada Advent Calendar 2024 23日目

皆様4日振りです、けいなです。

気が向いて埋めたACを日付が変わる直前から寝るまでが今日とか言ってRTAしています。本当に計画性がありません。

本記事はmasawada Advent Calendar 2024の23日目の記事です。
whywaita ACの主犯たる@masawadaのACは10年目。イベントやっていたのはこっちでしたね。ちゃんと把握していなかった……というか向こうはまだ9年目…?いろいろと混乱しています。

昨日はmaku693さんの担当でしたが今のところ気配がありません。とはいえ今年は比較的埋まっているようでなによりです。

さて本題に入りましょう。

お昼休みの気分転換に通い始めた都立庭園ですが、気がつけば8年目ということもあって回数が増え続けています。

通った先で癒やしを得るための手段だったはずが、いつの間にか通うこと自体が目的となっていて、その主客転倒を正すべく白河観測所@ShirakawaObsで定点観測記兼ガイドブックとか作り始めましたが、これも月例定点観測自体が目的になっていてどうしようもありません。

コロナ禍を経て部分的な出社が復活しているので日頃の訪問も再開して、(有給を取らなければ)週2日ペースになっています。

コロナ禍でといえば朝昼の散歩を通じて近所のカワセミをコンデジ(P1000)で撮り始め、去年の3月からは新機材に置き換えて出社日以外の週3日ペースで撮影を続けていますが、この執着は都立庭園にも派生して各所で追い回しています。

冬コミ新刊に向けて集計していた遭遇回数とかを今日時点で再集計するとこんな感じです。

名称 日数 初遭遇日 遭遇日数 遭遇率
清澄庭園 478 2022-01-03 47 9.832636%
小石川後楽園 415 2022-03-27 80 19.230769%
旧芝離宮恩賜庭園 213 2023-02-19 4 1.851852%
殿ヶ谷戸庭園 随冝園 61 2021-08-27 1 1.639344%
浜離宮恩賜庭園 79 2023-01-03 2 2.439024%
向島百花園 64 0 0.0%
旧岩崎邸庭園 74 0 0.0%
旧古河庭園 75 2023-11-25 2 2.631579%
六義園 78 2023-02-19 8 9.756098%
神代植物公園 25 2024-06-01 2 7.692308%

小石川後楽園の計数ミス(-2回)が発覚……というのはともかく、遭遇して3年3ヶ月で延べ146回遭遇しているのでそれなりにコンスタントに癒やしが得られていて良いです。朝昼と出逢えるとやる気が出ます。

まあとはいえ気がつけばアラフォーが迫り本業の2次請PG業は高卒新人採ったほうが使えるのではみたいな体たらくで、残り20年くらいをどうやってなんとか愉しく生きて行くかみたいになっているので詰んでる感がでてますが、これでも幸せだと言い張っていくことが大事だと思う今日この頃です。

あれこれはさておき、年パスや近所にひたすら通い続けるのはコスパがいいのでおすすめです。執着にならないくらいで…。

明日は__papix__さんです。

How to Stop Unstoppable Nikon Z9 – whywaita Advent Calendar 2024 19日目

皆様お久しぶりです、けいなです。

結局でAC以外で更新しない人になっています。この廃墟爆破したい…。

本記事はwhywaita Advent Calendar 2024の19日目の記事です。
今年も@masawadaに生成されて10年目。イベントとかやっていたみたいですが穴が空いたことに気がついたので埋めたものの記事もほとんど目が通せていないまま、当日になって慌てているので計画性がありません。

昨日はJumpei Etoさんの担当でした。今のところ気配がありませんではなくwhywaitaの公開忘れらしいので冤罪でした。生ハム原木はこうどうしてか買いたくなる……けどKALDIの安い切り落としで満足しています。
今年は順調に埋まっているようでなによりです(masaada AC……と思ったが今年は割りと埋まっていたし気が向いたので埋めた)。

さて本題に入りましょう。

タイトル通り、Nikon Z9の止め方です。

これは一昨日公開された新ファームウェアフルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z9」用ファームウェアVer.5.10を公開における以下記述の話です。

私がほぼ1年前の2023年12月20日に遭遇し、(ほぼ確定という条件を把握していたものの)検証を放置していた停止バグを2月10日に再現に着手し秒で成功、CP+2024の2日目と翌日のニコンプラザで報告した件が、10ヶ月経って修正されました。

ショート動画コンテンツでも作ろうかと思ったものの放置してしまって、まあ修正されたのでこうして供養します。いやまあ作るかもしれませんが…。

FYI:C60及びC120では再現できなかったものの、C30が発火条件なので、Z8・Zf・Z6IIIで再現することは確認済みで、Z50IIもおそらく怪しいのではないかと睨んでいます。今度実機で遊ぶ。遊んだ結果、案の定再現したので悲しみ。修正してから出さないんかい。

ひとつ記載にない条件がありますが、一瞬で再現できるので興味があれば聞いてみてください。電池抜くしかないレベルで操作を受け付けなくなるので一瞬頭真っ白になりましたが面白かったです。

明日はhinananohaさんで「書きたいという気持ち(冬コミの修羅場に追いかけられながら)」です。
私はつい先程脱稿しました。中身は何になるでしょうか、楽しみですね。

whywaita Advent Calendar 2023 5日目

皆様お久しぶりです、けいなです。

4年連続でAC以外で更新しない人になっています。この件も毎年インクリメントするだけになっていて非常に良くない。環境は年末までにはきっと固定化します。

本記事はwhywaita Advent Calendar 2023の5日目の記事です。
今年も@masawadaに生成されて9年目。ここまで続くと年中行事みたいな印象さえありますね。今年は埋まるのが早くて驚いた記憶です。ラスイチを埋めたものの当日になって慌てているので計画性がありません。

昨日はnakanokurenaiさんの担当ですが今のところ気配がありません。私も当日中に公開できていませんが初日の主催(?)の気配もないので完遂を目指したいですね。

さて本題に入りましょう。

また1年が経過しましたが懲りずに都立庭園に通い続けています。購入から半年の年間パスポートをなくす事故があって驚愕しました。買い直したものの半額の2k相当はちょっと堪えます。
副産物にピコ手サークルの主宰として目立って需要もない同人誌を作っては毎回の赤字と在庫の達人をしているわけですが、会場でメロンブックスに投げた委託が全数ロストする事故もありつつ、それはそれで楽しくやっています。

初手は前回との差分更新から参りましょう。6年+1年の結果は次のようになりました。

  1. 清澄庭園: 346回 + 57回 = 403回
  2. 小石川後楽園: 281回 + 61回 = 342回
  3. 旧芝離宮恩賜庭園: 193回 + 11回 = 204回
  4. 浜離宮恩賜庭園: 55回 + 13回 = 68回
  5. 六義園: 52回 + 16回 = 68回
  6. 旧古河庭園: 48回 + 15回 = 63回
  7. 旧岩崎邸庭園: 47回 + 13回 = 60回
  8. 向島百花園: 42回 + 14回 = 56回
  9. 殿ヶ谷戸庭園: 39回 + 12回 = 51回

※FoursquareのAPIから全チェックインを取ったらかなり漏れが出たので前回と合わせて重複行を弾いた。色々怪しいけど精査しない。

週2に戻った出社日の朝と昼に寄っている2箇所以外は月例に従うだけで特に面白味もないですね。最近もう1箇所と分散するようになったので伸び方に変化が出てくるかもしれません。とはいえ860日で延べ訪問回数が1316回となり順調に増えています。

月例定点観測は1箇所増やしたので2日に分けて、直近に行った場所は省略するようになりました。今年の夏があまりにも過酷で、強行軍スケジュールに体がついていけなくなりました。年齢も1<<5になって新しいビットが立ったのもあるためか老化が著しく、本当に人生の終盤戦という感じになってきている感じがします。

季節変化を単純に追いかけるだけに飽きてきて、次の目的を探すようになりました。リモートワークの合間にしていたお散歩で日々見かけていたカワセミを本格的に撮りたくなって新装備を導入したのもあり、これも月例定点観測に持ち込むようになりました。

今回は白河観測所@Twitterで発行している都立庭園観測記の既刊でも紹介している都立庭園のカワセミ事情のご紹介ということにして、とりあえず順に並べていきましょう。

殿ヶ谷戸庭園。

浜離宮恩賜庭園。

六義園。

旧芝離宮恩賜庭園。

小石川後楽園。

清澄庭園。

旧古河庭園。

クオリティーよりも場所と雰囲気が分かることが優先な選択です。先日ついに旧古河庭園で遭遇できたのでかなり良かったですね。

旧岩崎邸庭園にいたら怖いので残すは向島百花園ですが、発行済なのもあるので月例のついでに探す程度で考えています(今と変わらないとも言う)。

ネタ枠(小石川後楽園にて)。タイミングバッチリですね…。

ギャグ枠(小石川後楽園にて)。ちょっとアホっぽい…。0.25倍速で合成。

冬コミの新刊はこれから着手なので一応頑張ります。需要はまあ例によって謎ですが前回からページ数を減らしているので今回もそこまで負荷はかからないはず。
机上の空論でしかない採算ラインとか考えるのを止めて部数も半減か1/3とかにして経費節減と在庫圧縮な方向に一気に傾けます。

先週末辺りから紅葉がピークなのでwhywaitaにはどこでもいいので是非行ってほしい。無論近所の公園とかでも日々の幸福度に貢献するはず。

後半戦スタート時に色々諦めたのもあって安易におもちゃに手を出してしまって良くない。非生産的な人間として消費的になるのは悪いことではないと思っておくことにしましょう。

明日はk_enokiさんで「whywaitaの誕生日に枠が空いてたので埋めました」です。
中身は何になるでしょうか、楽しみですね。

whywaita Advent Calendar 2022 24日目

皆様お久しぶりです、けいなです。

3年連続でAC以外で更新しない人になっています。ACで更新するだけ改善されているとも言えますが、この環境も廃墟なので今回を期に移行しようと思っていたものの……時間がなかったので年始の課題にでもします。

本記事はwhywaita Advent Calendar 2022の24日目の記事です。
今年も@masawadaに生成されて8年目、お互いに懲りないですね…。
去年は役に立つのか立たないのか謎なcmd.exeでsudoする何かを書きました。有効活用されていることがあれば幸いです。

昨日はk_enokiさんの担当ですが今のところ気配がありません。18日も欠けているし私も日付が変わってから資料を探したり他の準備をしたりとバタバタしているので追って更新します。

さて本題に入りましょう。

年間パスポートを買って都立庭園に通う日々も気がつけば6年目も後半戦ということで一昨年の記事の続編です。

あれから2年が経ちましたがコロナ禍もそろそろ3年ということもあって出勤日が増えたり減ったりを繰り返しています。出社すると体力が残っていないとかリモートワークと環境やら生活時間やらがズレて負荷が大きいとかありますが、そのような中でも日々を幸福に過ごすことを学べれば良いと思っています。個人的には人生の6回表が終わって後半戦もそろそろ仕上げを見据えなければいけません。

余談はさておき初手から結論に入りましょう。4年+2年の結果は次のようになりました。

  1. 清澄庭園 : 289回 + 57回 → 346回
  2. 小石川後楽園 : 220回 + 61回 → 281回
  3. 旧芝離宮恩賜庭園 : 172回 + 21回 → 193回
  4. 浜離宮恩賜庭園 : 32回 + 23回 → 55回
  5. 六義園 : 33回 + 19回 → 52回
  6. 旧古河庭園 : 28回 + 20回 → 48回
  7. 旧岩崎邸庭園 : 29回 + 18回 → 47回
  8. 向島百花園 : 23回 + 19回 → 42回
  9. 殿ヶ谷戸庭園 : 21回 + 18回 → 39回

※FoursquareのTakeoutにあったcheckins.jsonをloadしてCounterに突っ込んだだけなので色々怪しいけど精査しない。

前回とは浜離宮恩賜庭園と六義園、旧古河庭園と旧岩崎邸庭園の順位が入れ替わってはいますが誤差です。
コロナ禍において繰り返された臨時休園の影響もあってあまり数が伸びませんでした。
とはいえ延べ訪問回数が1103回となりついに4桁に突入です。いやあ……何やってるんでしょうね本当に。

日々の蓄積が減ったため月例定点観測は全9箇所を1日で回る過酷スケジュールでの実施になっています。8箇所は回れると書いていましたが、殿ヶ谷戸庭園→旧古河庭園→六義園→小石川後楽園→旧岩崎邸庭園→浜離宮恩賜庭園→旧芝離宮恩賜庭園→清澄庭園→向島百花園のルートで午前9時開始の16時半到着が実現できています。お昼を食べる余裕がなくて行動食メインになったり3万歩を超えてちょっと脚が大変だったりしますが慣れれば余裕です。月例だと日々の細かい差分が分かるとは言い難く頻度を上げたく思っていますが、山にも旅行にも行きたいので日々悩ましく思っています。

日々折々の変化を認識しながら生活するということで、最愛の清澄庭園から秋・冬・春・夏・雪の5枚差分を眺めていただきましょう。

今年の1月6日と7日に待望の雪景色差分を収めることができました。後半戦は溶け始めていたので来年降ることがあれば逆順で回ることを考えています。ここ数日冷え込んでいて特に今耐久AC執筆中に隙間風が寒々しいのですが降って積もるかは別問題なのが悲しいところです。

特に殿ヶ谷戸庭園のこの景色は最高だったので追加で1枚とします。

白河観測所@Twitterで発行している都立庭園観測記もC99・C100で2冊を追加し、先日入稿を終えて無事大晦日にC101の2日目東U45bで浜離宮恩賜庭園を刊行することができそうです。気がつけば全9箇所から5冊目ということで折り返しになりました。

個人的には機会損失は避けたく到達性は担保したいと思っているものの、コロナ禍のコミックマーケットは以前の公称20万人弱が5.5万人(C99)、8.5万人(C100)、9万人予定(C101)となり、とりあえず支出を落とすべく方向性は再検討しています。地味な物価高と押し寄せるサブスクの圧に変わらない振込額が潰されがちなので来年は言葉だけでなく行動に移せる年にしたいところです。
乱高下しているモチベーションもここ最近は少し高めなので白河観測所@pixivBOOTHを用意してみました。新刊は直前まで来ないのでそこから発送です(pixivアカウントの規約と活動の方向性がそぐわずヘッダー画像を吹き飛ばされたので危険を感じ抹消しました。創作活動……ではないのでこればかりは仕方がありません)。販促コンテンツとか手を出したいですが仕事も納まっていなくて気が気でありません。

そういえば写真は2万枚を超えて23945枚になっていました。前回は9186+3341枚とか言っていたので倍増に迫る勢いです。今年に入ってカワセミの撮影機会に恵まれているのもあって連射で嵩増しされているところはありますが、改めて眺めていると積もったものだなと感慨深く思います。集計の導線の問題で重複していたり未計上だったりはあると思いますし、今日の訪問分と未了な今月分の観測や正月開園など直近に増える見込みもありますし楽しいものです。

さて脈絡もなくなってきたのでこのあたりで閉じることにしましょう。

明日はwhywaitaさんで「最終日以外書きません」です。
8年目のACも終わりということでまとめの振り返りと何か面白い近況でもあればと楽しみにして終わります。

whywaita Advent Calendar 2021 2日目

皆様お久しぶりです、けいなです。

去年もAC以外では更新していないと書いていましたが、今年もAC以外では更新しない人となっていました。あまりにもメンテナンスしていないのでいつになるかは分かりませんがどこかに移行するかstaticなHTMLに置き換えようと思います。いっそのこと廃止でも構わないのですが……それは少し寂しいので。

本記事はwhywaita Advent Calendar 2021の2日目の記事です。
今年も@masawadaに生成されて7年目らしいですね。去年はwhywaita Advent Calendar 2020 15日目として別人格たる白河観測所のことを書きましたが、C99開催とのことで新刊を用意しなくてはいけません。まだファイルを作ったところなのですが、大晦日に東に来る人は寄っていただければ幸いです。

昨日の記事は首謀者(?)であるmasawadaさんのwhywaita Advent Calendar 1日目でした。
masawadaとの関係性も怪しくて調べ返していましたが、UEC12らしいので2つ下……で合っているでしょうか。近く開催されるDentoo.LTDentoo.LT #26として26回目で主催はUEC20ということですので時間の流れは怖いですね…。

さて、本題に入りましょう。

皆様は普段どのような環境で生活されているでしょうか。最近初めてKubernetes+Dockerというプロジェクトに投入されて誰かがやりたがったのかなあとか思いつつ慌てて勉強しているような2次請PGとしては、モダンな環境とは基本的に縁がないのでWindowsとベッタリで生きています。とはいえ飽きが来ているのでぼちぼち次を探し始めています。お手伝いできることはあまりないと思うのですがお声がけいただければ幸いです。

Windowsと生きていると時より必要になるのがUACによる権限昇格です。雑な操作をスクリプトで多少自動化したいと思ったときに地味に阻んでくるやつでもあります。

その都度ネットの海を漂ってその場限りの1行コマンドであったり、昇格再投入スクリプトを書いていたりしたのですが、いい加減に汎用的なスクリプトを用意しておきたくなったので用意しました。

とりあえず最初に結論として、作成したsudo.cmdを提示します。

@REM 管理者権限で実行する。
@ECHO OFF
setlocal

openfiles > NUL 2>&1
if "%ERRORLEVEL%" == "0" (
    goto :execute
)
set SUDO_EXE="""%~dpnx0"""

set SUDO_ARG=%*
set SUDO_ARG=%SUDO_ARG:"="""%

set SUDO_PWD=%CD%

powershell.exe -Command "Start-Process cmd -ArgumentList /K,'"""start','/D','"""%SUDO_PWD%"""','/WAIT','/B','%SUDO_EXE%','%SUDO_ARG%"""' -Verb runas -WorkingDirectory '%SUDO_PWD%' -Wait"
exit /b

:execute
%*
endlocal

一応多少の解説を並べます。

openfilesで管理者権限の判定を実施、有効であれば引数のコマンドを実行して終わりです。
無効であれば、特権昇格と再実行のための準備を行います。

いくつか環境変数を作成するので明示的にsetlocalとendlocalで囲んであります。

まず、SUDO_EXEとしてこのスクリプト自体の絶対パスを取得します。パスにスペースが含まれていた場合に備えて”””で囲みます。
次に、引数全てをSUDO_ARGとして変数に入れ、引数内の”を”””に変換します。
最後に、コマンドを実行したパスをSUDO_PWDとして取得しておきます。
正確にはEXEもPWDも取得は不要ですが、自身の分かりやすさを優先しました。また、PWDをここで囲っていないのは後の都合です。

最後に、powershell.exeにこれらの変数を用いつつ投入します。

基本となるのはpowershell.exe -Verb runasです。一応こちら側にも-WorkingDirectoryを与えていますが、不要な気がします。結果の確認を優先して-Waitも付与しています。-Commandに投入する本題を記述します。-NoNewWindowを与えられればより良かったのですが、-Verb runasと併用できませんでした。

powershell.exeにコマンドとして与えているのはpowershellのStart-Processコマンドです。ここでcmdを起動し、-ArgumentListで引数を与えています。ここで各引数を’で囲って,でリストにするpowershell風味になっているのは気持ちの問題です(最終的にはスペースで繋がれて実行されるので、端からその想定で与えてしまっても一向に構わないのですが、せっかくpowershellのコマンドなので、という程度の理由です)。

cmdに対する引数は、与えたコマンドを実行して終了しない/Kスイッチがメインです(/Cスイッチでも良いのですが、そのまま消えてしまうとちゃんと動いたのかさえ分からないのでこうしています)。
/Kスイッチの引数として、startコマンドを与えています。

startコマンドに対して、/Dスイッチで実行パスのSUDO_PWDを”””で囲って設定します。cmdに対して与えたかったのですがそのようなスイッチがなく、'”””cd /d “””%SUDO_PWD%””” ^&^&’,’%SUDO_EXE%’,’%SUDO_ARG%”””‘のように実行する分かりにくいなにかになったのでもう1段噛ませることにしました。更に/WAITを与えてコマンド終了を待機するようにしています。また、startではウィンドウを作成しないように/Bスイッチを与えています。

最後に、SUDO_EXEにSUDO_ARGを与えたコマンドが投入されて完成です。

さて、ここまで放置していたいくつかの事項を最後に説明します。

まず、”を”””と展開する点についてです。
これについては、cmdが引数をどのように取り扱うか、ということが問題になります(根拠となる資料を発見していたような記憶があるのですが、現時点で探し出せなかったため実験をベースに解説します)。

>type test.cmd
@echo off
echo %*
echo %0
echo %1
echo %2
echo %3
echo %4
echo %5
echo.

if not "%~1" == "TEST" (
        call test.cmd TEST %*
)
>test.cmd  1 "2 b" """3 c""" "4_d" """5e"""
1 "2 b" """3 c""" "4_d" """5e"""
test.cmd
1
"2 b"
"""3 c"""
"4_d"
"""5e"""

TEST 1 "2 b" """3 c""" "4_d" """5e"""
test.cmd
TEST
1
"2 b"
"""3 c"""
"4_d"
"""5e"""

>python -c "import sys; [print(i) for i in sys.argv]" 1 "2 b" """3 c""" "4_d" """5e"""
-c
1
2 b
"3 c"
4_d
"5e"

>powershell echo 1 "2 b" """3 c""" "4_d" """5e"""
1
2
b
3 c
4_d
5e

>powershell echo '1' '"2 b"' '"""3 c"""' '"4_d"' '"""5e"""'
1
2 b
"3 c"
4_d
"5e"


cmd.exe自身は、与えられた引数について、”を区切りのような意味合いでしか使用しません。一定のペアで引数が分割されますが、ここの値自体は生きています。
問題は、cmd.exeから外部に引数として与えた場合の挙動で、これは呼び出される外部プログラムにも依りますが、引数を囲んだ”自体は消失するような挙動を示します。ただし、”””に変更した場合にはプログラム側まで貫通して提供されます。
このため、powershell.exeに提供する際にcmd.exeに再提供するためのパラメーターとして”を与え直すために、消失しないような形に変更する必要があり、”を”””として改変します。
powershell.exeは観察時点で”を省略する別の挙動があるので、’で囲って文字列として強制しておきます(これはechoもといWrite-Outputの挙動のように思うので違う気もします)。

次は、-ArgumentListの引数で、/Kの次に'”””と始まり、%SUDO_ARG%”””‘と終わらせています。
これはcmdのヘルプにもある次の挙動のためです。

>cmd /?
**中略**
/C または /K が指定されている場合、スイッチの後の残りのコマンド ラインが
コマンド ラインとして処理されます。次のルールが引用符 (") の処理に使われます:

    1.  次のすべての条件に一致する場合、コマンド ラインの引用符が有効になり
        ます:

        - /S スイッチがない
        - 引用符が 1 組ある
        - 引用符の中に特殊文字がない
          (特殊文字は &<>()@^| です)
        - 引用符の中に 1 つ以上のスペースがある
        - 引用符の中の文字列が、実行可能ファイルの名前である

    2.  最初の文字が引用符であるにも関わらず上の条件に一致しない場合は、最初
        の引用符とコマンド ラインの最後の引用符が削除され、最後の引用符の後
        のテキストが有効になります。
**後略**

/Kに与える引数として、引用符を与えると特殊な操作が発生します。
1の条件を満たすことは難しいため、2の処理を発生させた上で動くように、/K”COMMAND”のようにしてあげることとします。”start /d “%SUDO_PWD” /WAIT /B %SUDO_EXE% %SUDO_ARG%”となるようにすることで、最初と最後の”が取り除かれて動作することを狙っています。

自分用に作成したsudo.cmdの解説記事になりました。whywaita要素が全くありませんし、きっとwhywaitaには必要ない気がしますが、これを用意したことでmklinkを雑に呼べるようになったので重宝しています。ただし、呼び出したcmd.exeのPATHを引き継がないのでシステムの環境変数にないコマンドはフルパスで与える必要があります。改変しても良いのですが……そのためにはgotoとshiftを多用してSUDO_ARGの処理をする必要があるので妥協としています。

明日はなはれぽさんの”自営クラウドの意味とは”です。自宅環境もロマンがあるのでやってみたくはありますよね……業務でやりたいかは別ですが。

P.S.
ここまで書いたところでパス解決を含めた少し違うやり方に気がついて試していたのですが、あまりにも想定と異なる挙動をするので追記しないこととしました。うまいこと解決できれば埋まっていなさそうなmasawada Advent Calendar 2021にねじ込む……かもしれません。