月別アーカイブ: 2015年12月

UEC Advent Calendar 2015 15日目

ネタがないと言いつつ英語力の話になったので続けていきます、けいなです。

本記事はUEC Advent Calendar 2015の15日目の記事です。明日から3日間の執筆者が決まっていませんので随時執筆者を求めています。また、今週末の日曜日に加え来週も3日空いていますのでどうぞ宜しくお願いします。

昨日の記事はmasawadaさんの電通大生は英語ができないでした。
かくいう私も大学入試以降まともに英語は勉強していませんし、AWE/ASEは課題を最低限の品質で切り抜け、情報理工学部への改組に合わせて導入された技術英語もなかなか惨憺たる感じでありまして、論文サーベイでは遅々として読み進められない、学会発表で単身初海外に飛ばされた時は英語圏で辛うじて良かったと思えた程度です。

本記事のネタ元は前回の記事で取り上げた情報開示請求の片割れです。

電気通信大学は国立大学であり(以下略)。前記事では書きませんでしたが、情報公開法に基づく情報開示請求の対象になるのは”開示”の単語から判るように既に存在する資料に限られます。また、開示に際して新たな処理が行われることはありません。そのため、年度報告書やウェブサイト上の記載などで請求したい資料を作成する必要があるであろう状況を推測するか、直接聞いて確かめる必要があります。法人文書の範囲については狭く捉えられがちですが、組織として作成している資料であれば問題なく対象になると考えています(詳しい人に助けて欲しい感じがあります)。

前回の片割れの開示請求は”2008年度から2014年度の基礎学力・基礎体力等調査報告書”に関するもので、8年度分の報告書を、編集責任者の氏名・メールアドレス、出題方針に関する記述、試験問題、英文答案サンプルなどを除いた部分の開示を実施して頂きました。全832ページにわたる資料を、印刷元のファイルによる開示と組み合わせて6千円強で頂きました。編集作業の実施方法などについて不思議な印象を覚えましたがここでは触れません。

その中で、技術英語の前後比較の為(?)として学部2年及び3年を対象として実施されているTOEIC-IPについて、受験率や平均点、得点の分布などについての資料がありましたのでまずはその概要を提示します(一部正確ではありませんが生成の手間のためです)。

2012年12月16日実施分
学部 2年、受験者数/受験対象者 283/681=41.56%、平均点 440.1、標準偏差 101.9。
2012年学部2年
2012年学部2年 リスニング
2012年学部2年 リーディング
学部 3年、受験者数/受験対象者 193/729=26.48%、平均点 464.3、標準偏差 110.9。
2012年学部3年
2012年学部3年 リスニング
2012年学部3年 リーディング

2013年11月03日実施分
学部 2年、受験者数/受験対象者 212/690=30.73%、平均点 431.8、標準偏差 90.6。
2013年学部2年
2013年学部2年 リスニング
2013年学部2年 リーディング
学部 3年、受験者数/受験対象者 531/644=79.97%、平均点 460.9、標準偏差 118.1。
2013年学部3年
2013年学部3年 リスニング
2013年学部3年 リーディング

2014年11月02日実施分
学部 2年、受験者数/受験対象者 223/878=25.4%、平均点 466.7、標準偏差 126.7。
2014年学部2年
2014年学部2年 リスニング
2014年学部2年 リーディング
学部 3年、受験者数/受験対象者 605/878=68.9%、平均点 443.6、標準偏差 111.1。
2014年学部3年
2014年学部3年 リスニング
2014年学部3年 リーディング

そもそもとして、学部3年で開講されている技術英語の前後比較と評価にTOEICを用いるというのが怪しい(就活対策or院試対策としての自助努力が多分に考えられる)のですが、折角全学的に実施している試験なのですからその結果をざっくり閲覧したいと考えるのは自然だと思います。
雑にグラフを見る分におおよそ350−500点というのが電通大のTOEIC得点としては一般的で、2年から3年にかけて多少の向上が先の2要因によってあるという程度でしょうか。単位互換制度のある近所の大学と比べる、自身のTOEIC-IPの結果が学内の分布としてどの辺りにいるか程度にしか使えませんが、見ていて楽しめればと思います。院試対策などでTOEICの点数の話題がでることもあるかと思います。電通大生の英語力の実態は体感と比べてどうでしたでしょうか。

それにしても受験率が1/4か1/3というのはどうなのでしょう。この規模の実施に費用がどれほどかかるのか知りませんが、成績評価への多少の影響程度ではあまり受けてもらえないものなのでしょうか。受験率が低い場合には比較的やる気のある学生が受験するといったバイアスも存在しそうですし、結果を分析するのもなかなか大変そうです。

それでは翌日の未定な執筆者に期待して終わります。前回記事の更新は…そのうち。

UEC Advent Calendar 2015 6日目

記事を書くきっかけがありません、けいなです。

本記事はUEC Advent Calendar 2015の6日目の記事です。

以前の記事でも取り上げていますが、UECは国立大学であり”独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律”の対象機関になります。前回の請求において、関連するページの記述が豊かになり、異議申し立ての手続き中に関連する大学機関のウェブサイトの更新が止まっていたなどの愉快な事案もありましたが、修士も2年にして大学に対する2度目の情報公開請求に踏み切って得た資料の話を簡単にまとめます。今回行った情報公開請求は2件ありますが、今回はそのうちの1件について簡単な概要の説明と資料の提供を行います。

今回の請求は2010年から2014年に開講された全科目の成績分布が分かる資料を対象として請求し、会議資料の一部を文書として特定し開示を実施してもらいました。
請求・決定に関する資料を準備するのを忘れたため、本項目については後日更新します。

得られた資料は次の画像のような表になります。評定平均の昇順で並べられた表と同一科目名で複数開講がある場合、科目名・評定平均の順に昇順に並べたものです。本画像は評定平均の昇順の1例です。
2010_02
科目名については、単一クラスでの開講しかないものについては運営に支障をきたすとのことで不開示情報とされてしまっています。また、時間割コード・教員名・受講人数についても不開示となっています。これについて、私は北海道大学の実施例成績分布WEB公開システム(成績評価分布状況表) – 北海道大学(記事執筆時点でエラーが発生している)及び東北大学の実施例成績分布図 – 東北大学全学教育(学内限定公開)からして開示するべき情報と考えていますが、前回の開示請求に際して勝ちきれなかったためこのような範囲での開示になっています。

しかし、部分不開示による開示の実施に際して、科目名については他の不開示部分と異なり何故か一定の長さによる情報の削除となっていません。学務情報システムから得た科目リストとのなんらかの方法において突き合わせを行うことで一定の判別が可能と考えていますが、手法について検討する余裕のなさとモチベーションの低下から実行に移していません。

ここでは、本開示請求において得られた資料をテキストファイルにまとめたものを公開します。素のPDFの公開については注意文書を受け取りましたのでデータのみの公開とします。
2010a
2010b
2011a
2011b
2012
2013
2014

本テキストファイルは先の画像の情報を年度・学期別にタブ区切りのCSVとして収めています。また、科目名が黒塗りとなっているものについては科目名を”_”とした上で黒塗りの長さについての情報を各行の末尾に加えてあります。

本資料をひとつのコンテンツとしてお楽しみください。また、科目名の突き合わせによる復元・受講人数の推定について検討を行ってまとめてくれる人を募集しています。